ときどき、自分の問題は特殊で、解決できないのではないかと感じることがあります。しかし、聖書の次の言葉を読んでください。「もし神が私たちの味方であれば、だれが私たちに逆らうことができるでしょうか。」神はローマ8・31でこのように述べておられるのです。もし神が私たちの味方ならば、たとえ悪魔が私たちに敵対しようとも、私たちは負けることはありません。あなたは友達にあざ笑われるかもしれません。しかし、恥を見るのは彼らのほうなのです。人々は、あなたを主の道から遠ざけようとするでしょう。しかし、神はあなたを支えていてくださるのです。人生の嵐の直中において、あなたは自分の身に何が起こっているのか理解できないかもしれません。しかし、元気を出してください。勝利は目の前に迫っているのです。今から2000年ほど前のある金曜日に、イエスは十字架にかかられました。そのとき、悪魔は小踊りして喜び、ユダヤ人たちはみな彼を嘲っていました。しかし、イエスは何をお考えだったのでしょうか。
イエスはこう考えておられたのです。「今は金曜日である。日曜日がやってくる。」と。
日曜日とは何を意味しているのでしょうか。日曜日は、復活の日なのです。すべての敵がイエスの足台となり、御使いがイエスが葬られていた墓をふさいでいた石をころがして取りのけた日なのです。弟子たちが嘆き悲しんでいたとき、ペテロがイエスを否んだとき、友がみな周りから去っていき、ひとりで苦しまれていたとき、イエスはけっして落胆されませんでした。イエスは、その日が金曜日であることをご存じだったのです。そして、日曜日がやってくることを知っていたのです。
もしあなたが、病気や貧しさや、家庭や職場の問題で悩み、落胆しているなら、次のことを思い出してください。「まだ金曜日だ。日曜日は必ずやってくる。」と。
何が起こっても、また、何が起こらなくても、けっしてあきらめないでください。今はあなたにとっての金曜日なのです。今、暗闇であっても、土曜日が過ぎて、日曜日がやってきます。あなたは喜びの叫び声を聞くのです。日曜日の朝、あなたとともに、御使いたちは歌い、喜び叫ぶのです。あなたはすべての敵を打ち負かしたからです。
(クリスチャンウーマン・ミラー紙1999年4月号ナイジェリア・ラゴス市)