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キリストの世界支配−−歴史の必然



 イスラエルの12部族は、カナンの地を征服するように命令されました。

 「今、あなたとこのすべての民は立って、このヨルダン川を渡り、わたしがイスラエルの人々に与えようとしている地に行け。」(ヨシュア1・2)

 新しいイスラエルを象徴する12使徒たちに対して、キリストは、次の命令を与えられました。

 「あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、また、わたしが命じておいたすべてのことを守るように、彼らに教えなさい。」(マタイ28・19−20)

   つまり、イスラエルに対して、カナンの地の征服が命じられたように、クリスチャンには、全世界征服が命じられているのです。

 世界征服といっても、武力で征服するのではなく、バプテスマを授け、キリストの命令を教えることによって、征服するのです。



 ヨシュアに対して、神は、カナンの地を征服できることの保証として、御自身がイスラエルと共におられることを示されました。

 「強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。あなたの神、主が、あなたの行く所どこにでも、あなたとともにあるからである。」(ヨシュア1・9)



 キリストは、12使徒に対して、全世界の弟子化の保証として、御自身が彼らと共にいることを示されました。

 「見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます。」(マタイ28・20)

   イスラエルがカナンを征服して、そこに定住したように、クリスチャンも、全世界を神の弟子と変えることができることが約束されています。

   キリストの御国の発展は、けっしてサタンによる妨害によって頓挫してしまうことはありません。

 私たちが伝道し、バプテスマを授け、キリストの命令を守るように教えることによって、キリストの御国は拡大するのです。(*)

 時間の経過とともに、キリスト教は世界中にクリスチャンを生み出して、その国の文化を変え、政治を変え、あらゆるものをキリストの支配の下に置くようになります。これは、天地の主キリストの権威によるものであり、キリストが共にいて下さるので、必ず実現します。





(*)キリストの国は、再臨の時に実現すると考える人がいますが、間違いです。 キリストは、「全世界の国民を弟子とせよ。」と言われたのであって、「再臨までキリストの国は実現しないからあきらめて待て。」と言われたのではありません。

 キリストの御国の拡大の働きは、クリスチャンに委ねられています。クリスチャンは、御国のために全生涯を捧げて、このために働かなければなりません。  




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