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偽有神論者

 


 有神論は、「絶対なる神」を信じなければならない。もし、絶対神でなければ、それは神ではない。

 無から万物を創造された神は、万物について所有権を主張する。

 万物には神の名がついている。

 

 この万物の中には、自分も自分の家族も含まれる。

 だから、キリストは、「己を捨て、己の十字架を負い、そして、私について来なさい。」と人間に要求する。

 「自分の生命を得ようとする者は、それを失い、それを失う者はそれを得る。」というのも同じである。

 

 人間に完全献身を求めない神は、神ではない。

 

 そして、そのような神を厳しいとか、ついていけないとする人は、その信者ではない。

 

 正しい霊と偽りの霊を見分けることは簡単である。

 

 「イエスを主と告白する霊は正しい霊である。」

 

 イエスを自分や自分の家族よりも優先する霊は正しい霊である。イエスを自分の救いの道具としてしか見ることができない霊は、偽りの霊である。

 

 万物を神の主権に服させるようにすること、すなわち、神の国建設に携わるのでなければ、その人は人生を無駄にしているのである。

 

 最後の審判において、人間はみな、「あなたは私のために何をしたのか。」と問われる。

 

 どれほど、自分のために大きな事業をしたとしても、それはまったく無である。

 自分のために生きる人生には報いはまったくない。

 

 「あなたの体を滅ぼす人を恐れてはならない。体が滅んだ後で、ゲヘナに投げ込む権威のある方を恐れなさい。」