ユダヤ人の回復と世界の復活
聖書において、ユダヤ人が、偉大なる千年期の始まりに祖国に帰り、キリストへの信仰を回復するようになると言われています。
イスラエル人の一部がかたくなになったのは異邦人の完成のなる時までであり、こうしてイスラエルはみな救われる、ということです。(ローマ11・25−26)
彼らは、福音によれば、あなたがたのゆえに、神に敵対している者ですが、選びによれば、先祖たちのゆえに、愛されている者なのです。神の賜物と召命とは変わることがありません。(ローマ11・28−29)
私の友人の教会にユダヤ人が大量にやってきています。それも、ユダヤ教のユダヤ人が、です。京都にあるその教会には、ユダヤ人の観光客がやってきて、歓迎式に出席します。最初は、教会だということで、入るのをいやがるのですが、式典が進むうちに心を動かされ、最後には感激の涙をながして帰っていくのです。その教会は、すでに60年もイスラエルの回復のために祈っています。
現在世界においてユダヤ人が大量に回心しつつあります。ユダヤ人の伝道者ジョナサン・バーニスは、ロシアやウクライナなどで大きな成果を収めています。
ユダヤ人がキリストをメシアとして受け入れるとどのようなことが起こるのでしょうか。
もし彼らの違反が世界の富となり、彼らの失敗が異邦人の富となるのなら、彼らの完成は、それ以上の、どんなにかすばらしいものを、もたらすことでしょう。(ローマ11・12)
ユダヤ人の回復は、教会の完成であり、それゆえ、大きな祝福を全世界にもたらすのです。さらに、次のように言われています。
もし彼らの捨てられることが世界の和解であるとしたら、彼らの受け入れられることは、死者の中からの復活でなくて何でしょう。(ローマ11・15)
この節は、
ユダヤ人の遺棄=世界の和解
ユダヤ人の受容=世界の復活
という図式になっています。
和解とは、生きている者同士の仲直りです。和解する前と和解した後の変化は、それほど大きなものではありません。和解する前も、和解した後も、当事者は生命があります。
しかし、復活とは、死人が生き返ることを意味しています。つまり、骸骨だけだった者が、肉が付き、筋が走り、皮がおおって、その中に生命がふたたび宿るのです(エゼキエル37章)。これは、まったく劇的な変化というべきでしょう。
ユダヤ人の回復と同時に世界は、復活するのです!!
世界にどのように素晴らしいことが起こるのでしょうか。現在、世界は霊的死の状態にあります。クリスチャンは多くはなく、教会も少ない。しかし、ユダヤ人の回復と同時に、全世界はキリストの福音で満ち溢れ、世界中の人々が大量に回心するのです。全世界の政府はクリスチャンの政府となります。そこにおいて、法律は聖書に基づくものとなります。現在の救世主的政府のがんじがらめの規制が撤廃され、世界はかつてない経済的自由を享受することになります。未曾有の科学技術の発展と、健康の向上。
イザヤは、このように述べています。
数日しか生きない幼児は存在せず、寿命を全うしない老人もいない。というのは、若い息子は100才で死に、100才の息子に到達しない者は呪われるからだ。(65・20)
この後半の部分は理解しにくいのですが、大部分の注解者は、「100才で死ぬ者は若かったと呼ばれ、100才というまだ子供の年齢にも到達できなかった者は呪われた者と呼ばれる」と解釈しています。100才が若年層になる時代が来るのです。
寿命が短くなったのは、人間の罪が世界において猛威を振るうことがないように、という神の配慮からでした。ノアの時代の人々は長寿でしたが、罪に罪を重ねて洪水を招きました。そのため、神はそれ以後の世界の人々の寿命を短くされたのです。
しかし、福音が広まり、大量の人々が回心し、犯罪が聖書の基準にのっとって処罰されるようになれば、寿命を短くする必要がないのです。世界は、罪の影響から解放されて、神の栄光を表すようになるので、寿命が伸びて、神のために多くの仕事をすることができます。
世界の復活は、目前に迫っています。
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