i・MODE→  

動物と人間の間



(Q)「人間が神に似せて作られた」というのは一種の人間中心主義のような気もします。

(A)動物と人間の間には、明らかに一線が引かれています。ですから、キリスト教は、人間中心的であると言うこともできるでしょう。というのは、人間は、動物の管理者として創造されているからです。創世記において、「海の魚、空の鳥、地をはうすべての生き物を支配せよ。」(1・28)と命じられています。

 管理者となることができるように、人間には知性・理性・運動能力が与えられています。

 キリスト教の人間観に立たないと、動物と人間の間に正しく区別をつけることができなくなります。テレビで、ある動物愛護主義者が、「動物の赤ん坊も人間の赤ん坊も価値は同じだ」と語っていました。この人に子供が産まれたときに、この発言どおり子育てができるのか見てみたいと思いました。

 一方、聖書律法において、動物の生命は重んじられています。「動物を打ち殺す者は、いのちにはいのちを償われなければならない。・・・動物を打ち殺す者は償いをしなければなら」ない。(レビ24・18、21)

 人間は動物を管理するために生まれたので、動物を粗末にすることは堅く禁じられています。

 聖書に従って価値を決定することによって、人間は、動物と混同されることなく、しかも、動物を大切にすることができます。






ホームページへ