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神がいるのになぜ争いが絶えない?





(Q)富井さんの掲示はQ&A形式ですが、Qは誰かが本当にした質問ですか? それとも、富井さんご自身で考えた質問ですか?

(A)すべて、実際の質問です。

(Q)ここからは本当に宗教的な質問ですが、神が世界を救うのなら、なぜ世界に争いは絶えないのですか? なぜ神は救ってくれないのですか?

(A)まず、第一に、人間は神との間に契約を結んでいることを知ることが土台となります。この契約の当事者は神とアダムでした(ホセア6・7)。この契約は次の5つの条件から成り立っています。

1.主権・・・神は宇宙と人間の創造者にして主である。

2.委任・・・人間は神の権力代行者として地球を管理するよう任命された。

3.倫理・・・人間は神の法にしたがわなければならない。

4.賞罰・・・法にしたがう時に祝福と永遠の生命を、したがわない時に呪いと死を。

5.継承・・・この契約はアダムから生まれるすべての者と結ぶ。

 人間は誰であっても、この5つの条件によって評価されます。したがって、第3条件倫理規定に違反するならば、第4条件に従って様々な刑罰が下るのです。申命記28章には次のように記されています。



   もし、あなたが、・・・このみおしえのすべてのことばを守り行わないなら、・・・あなたのいのちは、危険にさらされ、あなたは夜も昼もおびえて、自分が生きることさえおぼつかなくなる。(58−66)



ダビデが殺人と姦淫の罪を犯した時に、神は預言者ナタンを通して次のように宣言します。



       あなたはヘテ人ウリヤを剣で打ち、その妻を自分の妻にした。あなたが彼をアモン人の剣で切り殺したのだ。今や剣は、いつまでもあなたの家から離れない。あなたがわたしをさげすみ、ヘテ人ウリヤの妻を取り、自分の妻にしたからである。(2サムエル12・9−10)



   したがって、人間はだれでも、神の法を破る時に平和を失い、争いの中に巻き込まれます。世界において戦争が絶えず、争いが続いているのは、人間が契約に違反しているからです。

 解決はただ一つしかありません。神に対して契約を違反したことを認め、契約の刑罰が下らないように求めることです。キリストはこの契約の刑罰を身代わりに受けて下さったのです。キリストが自分の身代わりに刑罰を受けて下さったと信じ、その行いを改める時に、人間は刑罰から解放されます。




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