悪者の繁栄
(Q)恵みが神の試みであることもあるのです。悪者がさらに富み栄え、善人が虐げられ、病に苦しむ。それはそれぞれ試練なのです。悪者は試練によって与えられた富によって、ますます思い上がり、神を忘れ、悪行を続け、結局、真の災いを己に招きます。すべてのできごとは神からの試練です。それを福と転じるか、災いに転じるかは私たち次第です。
(A)このご意見に全く賛同いたします。神はあえて、悪を行う者をそのまま放置してほふられる日のために富や成功を与えることがあります。また、善行を行っても報いられない善人がいることも事実です。しかし、私たちは神がすべてを支配なさっているので、必ずや決算の日がくると信じます。聖書はそのように記しています。長い目で見れば、神を信じる民は豊かになり、神を捨てる民は貧しくなります。また、義人が、信仰を訓練されるために、一定期間重病におちいったり、失敗したり、辛酸をなめたりすることがあります。これは、ヨブの話にもあるように、深い神の御旨を知るためです。神を深く知り、知恵を得るためには苦しみを経験する必要がある、と聖書は述べています。そして、神は、「神を愛する人には、すべてのことが相働いて益となる」と言われます。すべては神の愛の御配慮から起こることなのです。
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