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無性生物から有性生物への進化?2



 有性生殖の場合、最初の有性生殖を行った生物において、精子と卵子が、その相性が完全に合う形(*)で、2つの単性生物(雄と雌)の体内にそろうことが必要です。

 また、雌になる予定の単性生物の体内に、その受精卵を育てるのに十分な子宮が形成されていなければなりません。

 この三つの要素が同時に偶然に成立しなければならないというのは奇跡が起こらない限り不可能です。

 二つの極めて精緻で、複雑で、デリケートな生殖細胞が、偶然に、完全な整合性をもって突然形成されることを想像することは不可能です。


 さらに重要なのは、性衝動です。性衝動がなければどんなに体の機能が完全であっても、互いに見向きもしません。性衝動を司るホルモンや、脳の働き、こういったものがすべて完全に整っていなければ、性衝動は起きません。


 このことからも、有性生殖が偶然に発生したと考えることは不可能であることがわかると思います。

(*)卵子はことなる種類の生物の精子を受け付けません。精子と卵子の相性は非常に微妙です。








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